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『十七回目の世界』 折小野和広

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いしいしんじ、激賞!
第三回京都文学賞(優秀賞)の京都SF、ついに刊行!

「十三時十七分を超えろ」

一九八四年十一月十七日。京都・大山崎地区を襲った原因不明の大きな揺れ。そこにいた者、のちに入っていった者らは、ひとりとして帰ってこない。 閉鎖されたその地区=カヤに精神科医・尾上浩一は調査隊の一員として向かう。謎を解く鍵は子供の頃に離れ離れになった弟だった。

「私は、あなたに会ったことがあります」そう話しかけた。「覚えていませんか?」「いえ、たぶん初めてです、といっても昨日もおとついも会いましたよね」と彼女はほほ笑んだ。

驚嘆した。
小さな駅の周辺に、全宇宙のフシギと奇跡がこめられている。
――いしいしんじ(作家)

ページ数 238
判型 B6並製

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