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  • 凡人たちの日々 ─あるいはその飼育日誌─

    ¥1,000($6.45)

    棚貸し本屋で出会った、ごく普通の三人組「チーム凡人」によるエッセイZINEです。 本屋の店番、仕事、食べもの、家族、昔の記憶など、 それぞれの日常から生まれた文章を収録。 同じ「凡人」でも、年齢も仕事も暮らし方も違う三人。 それぞれの目線で、日々の出来事や考えたことを書いています。 これまで制作してきた「凡人」シリーズ4冊を一冊にまとめ、 新たに書き下ろし企画「凡人飼育日誌」を加えた合本版です。 有名人でも、専門家でも、文筆家でもない。 そんな三人の、ごく普通の日々を集めました。 〈目次〉 楽しいを重ねて、本屋と相方の十四年 飛べない鳥と泳げない私 チャオさんの音 焼きそばが降ってくる夜 甘ったるい孤独 夜道のファミチキ 藍色の背中、録画された夏 蜃気楼から届くオト 知らない家族 マイペースな猫たちと私の距離 私だけが知る道 ミッシーとミッスィー ページ数:106 判型:B6くるみ綴じ

  • 『わたしの現在地(2) ここは安心安全な場所』 植本一子

    ¥1,650($10.64)

    SOLD OUT

    あなたとわたしの現在地をみつめる 植本一子のエッセイシリーズ (わたしの現在地) 早くも第2段の登場です 今回のテーマはここ数年通っている遠野のとある場所と馬についてです。 ふいに出会えた場所、人、そして馬たちが、わたしのその後の人生を変え、そして支えることとなりました。本には8遍のエッセイと、詩を1つ書きました。 さらにこのエッセイ集の主要人物であるとくさんこと徳吉英一郎さんに寄稿文をお願いしました。 「自分自身で生きる」とは、どういうことだろう。 馬たちと過ごす静かな時間のなかで、わたしは少しずつ自分を取り戻していった。 葛藤を抱えながら生きてきた心と、変わっていく内面を見つめた、小さな旅の記録。 偶然のように現れた、ギフトのような人や場所。この出会いがあったからこそ、わたしはひとりで歩き出す準備が整ったのだと思う。(本文より) 2025年6月14日 初版第一刷発行 2025年12月14日 第二刷発行 著者 植本一子 寄稿 徳吉英一郎 装丁 川名潤 校正 松井真平 協力 柴山浩紀 印刷 モリモト印刷株式会社 発行者 植本一子

  • 『わたしの現在地(1) それはただの偶然』 植本一子

    ¥1,540($9.93)

    SOLD OUT

    いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち 自費出版で初めてエッセイ集を作りました。 今年の春に事件に巻き込まれてしまい、かなり苦しい日々を過ごしてきました。 生きることさえ諦めそうになったけれど、書くことはそんな自分を助けてくれました。 夏から秋にかけて書いた7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を載せています。 また、今回「わたしの現在地」というシリーズ名をつけたので、気長に作り続けていけたらと思っています。 ーーー失われてしまったものや、残されたひとたちのことが、ここにはちゃんと書かれているように思います。(柴山浩紀・編集者) ーーー書き手としての一子さんのベストワーク。そしてもしかしたらこれは「エッセイスト植本一子」誕生の書であり、同時に、「日記作家植本一子」との決別の書なのではないか。(滝口悠生・小説家) 2024年12月1日 初版 第一刷発行 2025年6月1日 第二刷発行 2025年7月 第三刷発行 2025年10月 第四刷発行 2026年2月 第五刷発行 ※奥付けは二刷以降すべて二刷の表記で刷っております。 著者 植本一子 装丁 六月 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 印刷 ちょ古っ都製本 発行者 植本一子

  • 『Books(tore) witness you. vol.5』 関口竜平

    ¥1,200($7.74)

    本屋lighthouseの日記ZINEシリーズ、vol.5です。 vol.5は2025年4月〜2025年9月の日記を中心に、各種媒体に載せたエッセイや書評などを詰め込みました。 〈あとがきより抜粋〉 本、そして本屋のなかには幽霊がいる。すでにこの世にいない者、いないことにされている者、姿を隠すことを自ら選んでいる者、そういった幽霊たちの紡ぐ/綴る歴史が織り重なって地層になる。その重層的な記憶の一部に、私たちもなっていく。幽霊はどこででも生きていける。じっくり見れば、いつでもそこにいる。 ページ数 248 判型 文庫並製

  • 『夜明けと音楽』イ・ジェニ/橋本智保 訳

    ¥2,200($14.18)

    SOLD OUT

    四六変形並製、240ページ 装幀 成原亜美(成原デザイン事務所) 装画 Karolina Skórka 「結局のところ物を書くというのは、よく知っている単語の中に、自分の悲しみを見つけること」 なくなったものの痕跡をたどり、孤独とともに創作する詩人イ・ジェニが綴るエッセイ集。 夜の闇に流れる、長く静かな時間に立ち上がる静謐な26編。 ある夜明けには涙のようにあふれる音楽について語り、またある夜明けには悲しみに満ちたプレイリストを思い出しながら詩を読む。 旅先で遭った不慮の事故、長いあいだ不眠症に悩まされたこと、ロックバンドで音楽に心酔していた二十代の頃のこと。 孤独とともに創作する詩人が、母の最期に立ち会い、イヨネスコやボードレールなど文人たちの足跡をたどり生まれた、詩と散文の境界を行き来するような言葉の記録。 ロングセラーエッセイ『詩と散策』(ハン・ジョンウォン)と並ぶ、“言葉の流れ”シリーズの代表作。 『夜明けと音楽』は、時間の流れという出版社の「言葉の流れ」シリーズ全十巻の十巻目にあたり、本書はその全訳です。しりとりをするように前の著者が次の著者に言葉をバトンタッチをする形を取っており、四冊目の『詩と散策』(ハン・ジョンウォン、拙訳 二〇二三年 書肆侃侃房)から『散策と恋愛』へ、『恋愛と酒』から『酒と冗談』へ、『冗談と影』から『影と夜明け』へ、そして最後を詩人イ・ジェニの『夜明けと音楽』が飾ります。(訳者あとがき) (版元HPより)

  • 『冷蔵庫をカラにする練習帖』 安西克彦

    ¥1,200($7.74)

    日々の暮らしの中で、ふと立ち止まって考えたこと。 不安な夜のこと、ひとりの時間のこと。 そして、そこから連なって思い出される、若いころの街や、 よく通った喫茶店、忘れられない食べ物の記憶。 本作は、現在の生活を静かに見つめるエッセイと、 過去の記憶をたどるエッセイから成るZINEです。 大きな出来事は起こりませんが、 生活の端に残る感情や、時間の重なりが丁寧に描かれています。 目の前の暮らしを書いているはずなのに、〈中略〉 過去の風景ばかりを追いかけてしまった。 (あとがきより) 食べること、暮らすこと、思い出すこと。 それぞれがゆるやかにつながりながら、 読む人自身の記憶にも、そっと触れてくる一冊です。 【もくじ】 やっぱりどん兵衛にしておけばよかった 眠れずに部屋の片付けを始める 冷蔵庫から卵が2つ減った 喫茶店〝雨の木〟の焼きうどんセット 涙は甘食の味 これを機に料理を覚えようとは思わないが 家事代行の人にポッドキャストを聴かせる 奥行き ルール 誕生日の電話と猫とカメラ 蝶の羽化は自分の意志とは関係ない いずれにせよ、明日から無職 ユー・ガット・メール あとがき 『冷蔵庫をカラにする練習帖』 2025 年12 月20 日 初版第1刷発行 サイズ 165mm × 110mm 発行所/早起き書房 印刷・製本/モリモト印刷

  • 『彗星の孤独』寺尾紗穂

    ¥2,310($14.89)

    丁寧に書くことは、丁寧に生きること。ー いとうせいこう 親との関係、恋愛、恋愛以外の人間関係、出産、子育て。女が生きる、ということはそれだけで事故であり、病のようなものでもある。そしてまた、詩のように雄弁なものであるのだと思った。ー 鈴木涼美 「遠くて遠い」父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景。日常を、世界を、愛おしく、 時には怒りにも似た決意を持って綴る。唯一無二の音楽家・文章家による待望のエッセイ集。 (版元HPより)

  • 『天使日記』寺尾紗穂

    ¥2,420($15.60)

    自分の中の子供。目に見えぬもの。聞こえない声。長女が天使に出会った日から始まった、まぼろしのようでいて、確かな日々の記録。 唯一無二の音楽家・文筆家による言葉の到達点。エッセイ49編。 「目に見えるもの以外あるわけない、という断定は、シュタイナーが説いたように理想主義の否定でもある。人が今あるもの、手でつかめるものしか信じられなければ、愛がいったい何であるかも捉えることはできないし、世界をより良く変えていくこともできない。自分には聞こえていない声があり、見えていない世界があるかもしれないと振り返ること、まっさらな心で自然に向き合い、人に向きあうこと。現代を生きる私たちがそれを忘れ、何かに流されるように生きているのだとしたら、立ち止まりたいと思う。そのことにすでに気づいた人々にならって、私は人と一緒に生きたい、と思う」(「あとがき」より) 『彗星の孤独』(スタンド・ブックス/2018年)以来の最新エッセイ集。 (版元HPより)

  • inch magazine Paperback Books01 夢のかなたの街 Cities Beyond Fictions

    ¥1,980($12.77)

    ニューヨーク/ロンドン/ロサンゼルス/サンフランシスコ/ボストン/ホノルル/ユジノサハリンスク/大阪/東京・渋谷と下北沢 90年代に国内外のインディー音楽シーンをつないだ雑誌『米国音楽』を創刊、のち都市型文芸誌『インザシティ』(BEAMS)にかかわった作家が出会った、12篇の“街と人”についての回想録。 ・ソフィア・コッポラが描いた渋谷の交差点とアメリカの凋落(映画『ロスト・イン・トランスレーション』) ・カタカナ語“シティ・ボーイ”の誕生と片岡義男が描くハワイ語「チャイ・チャイ・ブー」 ・雑誌『i-D JAPAN』の創刊とソ連末期の潜入取材、そして日本のバブル崩壊後 ・下北沢とフィッシュマンズ、ライブハウス〈スリッツ〉があったころ ・MCA(ビースティ・ボーイズ)たちインディーズ・ミュージシャンらとニューヨーク・911テロ など、渋谷系を筆頭に日本と世界のカルチャー・シーンが今よりも密接だった1990年代〜ゼロ年代を中心とした、あるインディペンデント・カルチャー雑誌の元編集者で作家の回想録。 実際に交流することでしか知り得ない人物評や都市・カルチャーへの考察、そしてインターネット以前の貴重な情報が満載。90年代〜ゼロ年代カルチャーの当事者が語る、ネットで絶対に探すことのできない、当時の空気と時代を記録した一冊。 著:川﨑大助 イラスト:藤井友子 装丁:岩﨑亜樹

  • 『東京ドリーム』Cocco

    ¥1,650($10.64)

    判型/四六判上製 頁数/168 ページ 装丁/篠宮知佐恵 「好きだと叫びながら自転車のペダルを思いっきり漕げるような、恋がしたい」 Cocco、歌手、沖縄県出身、東京都在住。気が付けば干支を三まわり。一瞬に散らばる夢の欠片を拾い集めて生きる女性。――36の断章(メッセージ)。 ミシマ社創業7周年特別記念企画! 5万部突破の前作『想い事。』から6年。文筆家としても異端の才能を発揮するCoccoが放つ、「とびきりの愛」と「希望の言葉」がつまった最新エッセイ集! 沖縄に帰ると、極悪非道な大都会がまるで私をなぶりものにして、はなはだ痛めつけているかのようにみんなが保護してくれるけれど、私は東京の嫌なところなんてひとつも思いつかない。 人混みの分だけ物語があって、人混みの分だけ出会いがあって、人混みの分だけみんなが夢を持ち寄る街。 新緑が紅葉が白い息が、そして春が踊る場所。 会いたい人をここで待つ。 (版元HPより)

  • 『東京あたふた族』益田ミリ

    ¥1,760($11.35)

    判型/四六判変形並製 頁数/280 ページ 発刊/2022年11月15日 装丁/大島依提亜 あたふた族は、せわしない。 なにを隠そうわたしもその一員である。 デビュー直前までを描いた「上京物語」、 コロナ前と後の日常(朝日新聞連載「オトナになった女子たちへ」)、 「終電後」「のび太と遊んだ空き地」など味わい深い随筆作品… 3部構成で贈る、長編小説のようなエッセイ集。 大人気エッセイ『しあわせしりとり』から3年半、待望の刊行! わたしには掟があった。「見つけた不動産屋に絶対入る」という恐ろしい掟である。――「部屋探し」 自分を試してみたい気持ち。家族と離れたくない気持ち。行くか行かぬかずいぶん迷った末に出てきた東京だった。――「ひとり暮らし」 そしてわたしは夜を手にいれた。――「新しい自分に」 決戦の日がきた。管理人さん立ち会いのもとおじさんがうちに苦情を言いにくる日である。――「真夜中の事件」 第1章「上京物語」より (版元HPより)

  • 『ど忘れ書道』いとうせいこう

    ¥1,760($11.35)

    判型:四六判並製 頁数:192 ページ 発刊:2020年07月17日 装丁:佐藤亜沙美 私の崩壊。 その過程をみなさんに目撃していただきたいと思う。 ――忘れの天才がしたためた、9年間の怒濤の「ど忘れ」記録。 何の役にも立ちません。by著者 人前でなくて本当によかった。自分一人で考え事をしている最中であった。耄碌という次元を超えていると思った。背中に冷たい汗が流れた。「思い出す」という言葉を思い出せないということに、人格的な崩壊があった。(略)ああ、思い出すだ! と思い出したとき、安堵するより逆に恐くなった。そんな単純な言葉を忘れていたという事実に直面したからだ。もっと難解な言語だったらよかった。想起するとか、アウフヘーベンするとか、失念するとか、アプリオリな何かとか、そういうあれなら。――本文より ◎著者の博識と忘却を補う、怒涛の注釈付き! (版元HPより)

  • 『モヤモヤの正体 迷惑とワガママの呪いを解く』尹 雄大

    ¥1,980($12.77)

    判型:四六判並製 頁数:224 ページ 発刊:2020年01月30日 装丁:矢萩多聞 犯人は、「他者の不可解な行動」や「社会の空気」にあらず…… 共感、個性、協調性、正しさ、「みんなが…」 ――こうした言葉で、現代人が自らハマる罠を見事に解明! 身体に根ざした、本当の自信を取り戻す! 本書では、多くの人がわだかまりを感じている出来事をそのまま受け止めて、「なんだかなぁ」と違和感を共有するにとどまらず、その手前までさかのぼり、起きていることを「ただ起きている出来事」として捉え、その上で何が私とあなたの間にモヤモヤを生じさせてしまうのか。そういうふうに考えてみることにしました。善い悪いを決めるためでも問題を解決するのでもなく、問題を作り出しているのは何か。モヤモヤの正体に迫っていきたいと思います。――「はじめに」より 【目次】 第1章 子育てをめぐるモヤモヤ 第2章 コミュニケーションをめぐるモヤモヤ 第3章 仕事をめぐるモヤモヤ 第4章 感情をめぐるモヤモヤ 第5章 教育をめぐるモヤモヤ 第6章 笑いをめぐるモヤモヤ 第7章 社会をめぐるモヤモヤ 第8章 他者の視線をめぐるモヤモヤ (版元HPより)

  • 『異界夫婦』戌一

    ¥1,980($12.77)

    妻に神性を見出し帰依した男が綴る、初のエッセイ集。 SNSで話題の夫婦の、夫側の目線で初めて語るこれまでの歩み。食えない妖怪絵師として、狐面を売って食いつないだ下積み時代、妻のピアノの才能により回り出した歯車── これまで妖怪絵師(夫)と助手(妻)だったところ、立場が逆転。アーティスト(妻)と、妻に神性を見出しプロモーションに従事する夫という関係性に。 他のどのカップルにもなぞらえられない、奇妙で特別な信頼関係を綴る、珠玉のエッセイ集。 この本は「二匹の毒虫を同じ器に入れてみたところ、偶然毒の相性が良くて、より強い毒が生まれた」とでも喩えられそうな、まるで「蠱毒」のような我々の関係性を描いたエッセイである。──────序文より 〈二人の出会い〉  私が妖怪絵師として妖怪の絵を描いて暮らしていたころ、ふと立ち寄った絵の個展会場にて、その展示の開催作家である妻と出会った。当時の妻は音楽活動は一切行なっておらず、絵描き同士として意気投合した……ような記憶がある。しかし私より八歳も年下であることを知り、恋愛対象になるようなことはないだろうと私は考えていたが、妻は違ったようだった……。これ以上の互いの感情の機微は照れ臭いので後述するとして、程なく我が家で、その活動と寝食を共にするようになった。  しかしそこからはしばらく苦悩の日々が続く。年相応の社会経験が無い二人は、報酬の支払われない依頼ばかりだったり、支払われても低賃金で長期間こき使われたり、いわゆる下積み生活を送ることとなる。また俗にいう「表現性の違い」というもので日々衝突を繰り返し、無駄に互いを傷つけ合い、表現活動の停滞は日常生活にまで波及し、それはそれは地獄のような日々を送っていたのである。  そんな中で妻が発した「久しぶりにピアノが弾きたい」という主張。半ば投げやりになっていた私は、心許ない貯えを、思い切って中古のアップライトピアノに費やした。  そして初めて妻の演奏を聴いたとき…… (版元HPより)

  • 月金帳 2020 April-September 第1集 石田千・牧野伊三夫

    ¥1,760($11.35)

    月金帳(げっきんちょう)は、週の始まり「月」曜日と、週の終わり「金」曜日のたそがれに、交互にしたためられた小さな通信。 コロナの最初の嵐が吹き荒れ、人々が不安のなかに閉じこもっていた頃、作家と画家の手紙のやりとりが始まった。 家の中と近所の散歩だけの日々を報告しあうふたりの話題は尽きない。 おいしいものが嬉しい。草花が美しい。日常こそがとうとい。 孤独の味わいも友情の滋味もよく知るふたりがつづる言葉の向こうには、あたたかな希望がほんのり灯っている。 2021年4月よりWebで連載の往復書簡を書籍化。 装画・絵 牧野伊三夫 ■本書より 月金帳は、隔週で書く。原稿用紙をめくるのはたそがれどき。西日や、谷にむかっていく雨をながめて、えんぴつを持つ。 ここも、放課後とおなじように、だれもいない。こころぼそいけど、らっぱを吹くためだけに学校に通ったあのころより、ずっといい。ひとりで書いているけど、ならべる文字は、このベランダから、牧野さん、上野さん、読者のみなさんのところへ飛んでいく。 石田千「あとがき」より あらためてゲラになったものを読んでみると、僕の方が文字量がずいぶん多い。文章が本業の人を相手に、なんともずうずうしいものである。細身の千さんと太った僕の体格の違いのようでもある(略) カバーの絵は、どこかへ吹いていく風のように颯爽としていながらも、複雑で繊細な心をもった千さんを想い浮かべて描いた。 牧野伊三夫「あとがき」より この本は約半年間の手紙を収めているが、連載は今も続いている。世の中にも僕たちにお、さまざまな変化があったし、これからもあるだろう。ふたりのやりとりを見守り、応援し続けていきたい。読者のみなさんも一緒に歩いていただければ幸いである。 上野勇治「友情が紡いだ本」より (版元HPより)

  • 『かえるはかえる』小山田浩子

    ¥1,980($12.77)

    「目の前のひとつひとつを信じて書いていけば小説になる」 twililight web magazineでの2023年4月~9月の連載に、書き下ろし2本をくわえた、芥川賞作家・小山田浩子による第2エッセイ集。 「いまの普通はすぐ普通ではなくなるし私の普通と他の人の普通も全然違うしお互いの普通でなさもものすごく食い違う、でも私たちはそのことをいちいち口に出し確かめ合ったりしないで日々過ごしていて、だからこうして自分の普通や普通でなさを書き留めておく機会は本当にありがたかった。」 《収録作品》 まえがき 春 とん蝶 ぴーすくる 歩き話し おはぎ 休日のパーク 1 休日のパーク 2 川を上る マーマレード 東京の印象 喪服 お金 ベランダ ルバーブ 翻訳 変身ドーン 挨拶 1 挨拶 2 当たり前 おしゃべりな整体師 みょうが 誤記憶 わがまま 作文 犬と猫 秋 -- 装画: オカヤイヅミ デザイン:横山雄 判型:188mm × 127mm 並製 ページ数:120ページ 発行:ignition gallery 発行所:twililight 刊行日:2023年11月11日 -- 《著者プロフィール》 小山田浩子(おやまだ・ひろこ) 1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2013年、同作を収録した単行本『工場』が三島由紀夫賞候補となる。同書で織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。他の著書に『庭』『小島』、エッセイ集『パイプの中のかえる』がある。

  • 『パイプの中のかえる』小山田浩子

    ¥1,815($11.70)

    「全部私小説だと思って書いている」 近くに遠くに潜むいろいろなものに、気づくことの面白さと不思議さ。 日経新聞夕刊で半年間毎週連載したコラムに、書き下ろし2本をくわえた、芥川賞作家・小山田浩子初のエッセイ集がめでたく重版! 「広島の田舎で生まれ育ちいまも似たような地域に住んでいる私は、井の中の蛙というかパイプの中のかえるというか、狭い範囲で暮らしそれなりに充足していて、でもそこから顔を出し世界を見回すこともある」 《収録作品》 まえがき メボ 被災の国 衣替え 女はしない 鯛 呪いの小石 広島の「平和教育」 新しい「平和教育」 「平和教育」の先 名前のない読書 Eテレさん ヤゴ 自動ドア 朝の4時 生落花生 呼び方 故郷の言葉 買い物が苦手 映画 オンライン 缶コーヒー ノートパソコン 餅つき 救急車 近くに遠くに -- 装画: オカヤイヅミ デザイン:横山雄 判型:188mm × 127mm 並製 ページ数:120ページ 発行:ignition gallery 発行所:twililight 刊行日:2023年11月11日 -- 《著者プロフィール》 小山田浩子(おやまだ・ひろこ) 1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2013年、同作を収録した単行本『工場』が三島由紀夫賞候補となる。同書で織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。他の著書に『庭』『小島』がある。

  • 『窓辺のこと』石田千

    ¥1,980($12.77)

    著:石田千 版元:港の人 P272 四六判並製 2019年12月刊 装画・絵:牧野伊三夫 装丁:有山達也、山本祐衣 50歳になった作家の2018年、暮らしに根づいている言葉を丁寧にすくい、文章に放つ。いいことも悲しいことも書く。人気作家の新境地をひらくエッセイ集。 2018年の1年間、「共同通信」に連載した作品を中心に、雑誌に発表したエッセイをまとめる。大好きなオムライスのこと、民謡をたずねる話、ポルトガルから大阪へめぐる旅など、圧巻は、年の瀬の「レルビー」という作品。「レルビー、レルビー」と一心に歌い、書く。その歌声がページから聞こえてくる。 「共同通信」連載時の画家・牧野伊三夫による挿絵をすべて収録。一部はカラー。本書装画も牧野伊三夫が手掛けた。 (版元HPより)

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